ファゴット四重奏用「だったん人の踊り」についての補足など
- 河﨑 聡
- 4月18日
- 読了時間: 2分
更新日:4月21日
こちらの譜面について、補足や特殊奏法についての解説をしています。
非常に難度の高い譜面になっていますが、この記事が演奏の参考になるかもしれません。
1.Gliding Dance of the Maidens
伴奏の装飾音符は拍の頭に入れるようにしてください。
参考音源での私の演奏には拍の前に出たりもしていますが、それは良くありません。
ハープの要素と和声を補う役割があります。
2.Wild Dance of the Man
1st,2ndの16分音符指順は以下
・B♭- C - B♭
±L3,4
・B♭- A - B♭- A
±R3
難易度がグッと下がります。
flz.(=Flatterzunge)
フラッタータンギングはタンバリンのエフェクトを意図して書いています。
3.General Dance
blassy effctsはリードを浅めに咥えて、なるべくノイズが入るよう強く吹いてください。ティンパニーやバスドラムの打音のようなエフェクトを狙っています。
4. Dance of the Boys and 2nd Dance of the Men
key noiseはスネアドラムの代わりです。
参考音源ではベルジョイントlowB♭キーのタンポを直接指でたたいています。
この第4曲と第6曲の4thは体力的に極めて厳しい曲です。
循環呼吸を使用するか、括弧で書いた音などを省いて息をとってください。
1st,HiC - Dトリルの指順の一例
HiC
L1(HiD,HiC),L2●,L5Es
HiD
+L4●,R1Fis,R3B♭,R4,R5As
その他、演奏困難箇所が多くありますが、挑戦してみてください!